11月 渉外司法書士協会の海外研修
11月末、渉外司法書士協会の研修に参加し、ミャンマーへ行ってきました。
渉外司法書士協会とは、渉外法務、国際法務の諸問題(以下、渉外事件という)に付き調査、研究、情報交換を行っている司法書士の団体で、司法書士として登録した直後に入会しました。
アジア最後の未開拓市場とも言われるミャンマー。
民主化と経済開放が進むにつれ、すさまじい勢いで海外企業が進出し、激動の時代のなかにあります。
日本から進出しているIT企業、縫製工場や、法律事務所、会計事務所、JETRO、ミャンマー・日本法律研究センターなどを視察。
日本企業の投資・進出状況等を、勉強してきました。
インフラや法制度の未整備など様々な課題があるものの、この国のポテンシャルへ送られている視線は現在進行形で加熱中。
ヤンゴン市内の地価やホテル料金も天井知らずで上昇中とのこと。
司法書士が渉外法務の手続きのお手伝いとして活躍できる日も、近いと思います。
ヤンゴンでの5日間でとくに印象に残っているのは、パゴダ(仏塔)に朝早くから熱心に祈りを捧げ、お布施を惜しまない人々の日常の姿。
贈与の循環が、社会を支えています。
そこに感じるのは、急激な変化の途にあるはずなのに、変わりそうもない、強い芯を持った平穏さ。
与え合い、助け合い、思いやる精神が息づいている文化。
豊かさとは、幸せとは何か、ついつい考えてしまいます。
尼寺で会った孤児たちの瞳の美しさは、忘れられません。
またいつか必ず訪れてみたい国です。
この国の持つどこか懐かしい優しさに、心洗われた気がして、空港を発つ頃には「チェーズバー(ありがとう)」の想いでいっぱいでした。
2016年1月21日6:17 PM〔0件のコメント〕
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