>1月>2016
漢拏山に登ってきました
私の趣味のひとつは、放浪。
元旦に、バッグパックひとつ背負って出国!
旅の目的地は、済州島。
ここにある韓国最高峰の漢拏山に登ってみたかったのです。
凍った雪尾根を、アイゼンを履いて、眼下に広がる幻想的な雲海を振り返りつつ登ると、頂上には荘厳な火口湖「白鹿譚」が冬化粧して待ってました。
漢拏山と、火山の城山日出峰、溶岩洞窟の万丈窟の3つのユネスコ世界自然遺産を2日間で巡った弾丸旅行、大満喫でした。
済州島はとても魅力的。
エコな島というのも、居心地の良さの秘密かも。
済州島は、憲法と外交権と軍隊以外は独自の権限をもつという特別自治道。
2030年を目標に、再生可能エネルギーによるエネルギーの完全自給と、全島電気自動車化によるカーボンフリー社会の実現を、世界に先駆けて目指しています。
暮らしやすさから、人口流入も急増しているとか。
観光産業と第一次産業メインとして、北海道もその魅力に学べるところが多いと思います。
こんなに魅力ある島だったとは、行くまで知りませんでした。
海外での単独登山も、やってみたら案外簡単にできちゃいました。
やはり、とにかく行ってみなくちゃ、やってみなくちゃわからないものですね。
今年もアクティブに。
一人旅でしたが、ゲストハウスで知り合ったバックパッカーたちのおかげで、人の温かさも感じられた、癒しの旅になりました。
韓国のことわざ、『行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい。』。
2016年はなるべく良い言葉だけを放つよう、心に刻みます。
2016.1.2 漢拏山(1950m)
6:40城板岳コース登山口→10:30頂上→13:20城板岳コース登山口
11月 渉外司法書士協会の海外研修
11月末、渉外司法書士協会の研修に参加し、ミャンマーへ行ってきました。
渉外司法書士協会とは、渉外法務、国際法務の諸問題(以下、渉外事件という)に付き調査、研究、情報交換を行っている司法書士の団体で、司法書士として登録した直後に入会しました。
アジア最後の未開拓市場とも言われるミャンマー。
民主化と経済開放が進むにつれ、すさまじい勢いで海外企業が進出し、激動の時代のなかにあります。
日本から進出しているIT企業、縫製工場や、法律事務所、会計事務所、JETRO、ミャンマー・日本法律研究センターなどを視察。
日本企業の投資・進出状況等を、勉強してきました。
インフラや法制度の未整備など様々な課題があるものの、この国のポテンシャルへ送られている視線は現在進行形で加熱中。
ヤンゴン市内の地価やホテル料金も天井知らずで上昇中とのこと。
司法書士が渉外法務の手続きのお手伝いとして活躍できる日も、近いと思います。
ヤンゴンでの5日間でとくに印象に残っているのは、パゴダ(仏塔)に朝早くから熱心に祈りを捧げ、お布施を惜しまない人々の日常の姿。
贈与の循環が、社会を支えています。
そこに感じるのは、急激な変化の途にあるはずなのに、変わりそうもない、強い芯を持った平穏さ。
与え合い、助け合い、思いやる精神が息づいている文化。
豊かさとは、幸せとは何か、ついつい考えてしまいます。
尼寺で会った孤児たちの瞳の美しさは、忘れられません。
またいつか必ず訪れてみたい国です。
この国の持つどこか懐かしい優しさに、心洗われた気がして、空港を発つ頃には「チェーズバー(ありがとう)」の想いでいっぱいでした。